教科書のヤバい実体が明らかにされたのでまとめました。
「国語の教科書にあなたの小説を載せたいが、商品名を伏せ、『馬鹿』という表現を変えて欲しい」と連絡があった。「変えるつもりはない。載せないでいい」と伝えたが、しつこく粘られた。〝天下の教科書ですよ!〟というわけだ。小説を変えていいと思う人が国語の教科書を作ってる…。
— いとうせいこう (@seikoito)2016年1月30日 5:59:34
ちょっと怖いですね(汗)
@seikoito あいたくちがふさがりませんです。
— 坪田 塁 (@rui_tsubota)2016年1月30日 6:01:51
@seikoito 何処の教科書の奴だかわかりませんけれど、ロクなもんじゃないですね。
— watarukun (@amecajibaka)2016年1月30日 6:04:54
@seikoito 教科書に載るということが名誉だという価値観の押し付け。作品に対する敬意が感じられないので拒否して正解っすね。
— ㋸㋨㋐ㄑƕ @♨︎大好き㌠⤴️ (@t_uccyi)2016年1月30日 7:04:58
@seikoito 気分が悪くなってきました(怒)
— 秋野直重 (@gorx781539)2016年1月30日 7:38:53
@seikoito 図書館戦争のようだ
— ぴよ@青素材こかつ! (@puyoqu)2016年1月30日 8:00:41
@seikoito 漱石さんはいいのにせいこうさんには書き変えろとか天下の教科書様はこわいですね…
— よっちゃん (@A4z8yz)2016年1月30日 8:36:16
@seikoito 「精神的に向上心の無い奴はバカだ。」夏目漱石 こころより。
— キヨミズ アキ (@Nakayotuya)2016年1月30日 11:24:51
@seikoito 今、広告代理店の自分勝手な解釈で昔の物語を勝手に変えちゃってるのが多いですねえ。「牛のふん」どんが「猿蟹合戦」のメンバーから外されてるらしいですな。彼も大切な仲間でしょうに。
— フロド・バギンズ (@itoshiisito)2016年1月30日 8:55:22
@seikoito 嘗めてますねその表現も含めその小説なのに…
— Ryoma@ラブライ部!部長 (@LoveLiveKM)2016年1月30日 9:57:28
教科書編集者の意見
@seikoito 元教科書編集者です。編集者が「変えて『いい』」と思っているわけではなく、検定に通らないのです。昔山田詠美さんの『晩年の子供』が検定で落ちたことがありますが、「教室からものを盗むという行為が教科書の内容としてふさわしくない」という理由でした。
— 本郷玖美 (@hongokumi)2016年1月30日 10:04:23
@seikoito で、検定に「落ちた」となると作品を差し替えねばならず、差し替えるとなると時間的にも費用的にも非常に困難な状況に陥るわけです。教科書の価格の上限は定められていて(しかも激安に)、教科書だけの売上だとはっきり言って出版社は赤字です。付属品で何とか取り返すわけです。
— 本郷玖美 (@hongokumi)2016年1月30日 10:06:32
@seikoito なので、「良い小説だ! でも表現や内容的に検定に通らないかもしれない」となったら、申し訳ないと思いながら作者に書き換えをお願いすることはあります。どうしても載せたいからです。もちろんそれで断られたケースは多々あります。
— 本郷玖美 (@hongokumi)2016年1月30日 10:08:26
@seikoito 検定官が誤読しているケースにも遭遇しましたし、「検定様は絶対だ」とは思いませんが、検定で通らないことには教科書の発行そのものが危なくなるケースもあるのです。個々の編集者の意識についてはわかりませんが、教科書編集者=天下の教科書だと思っている人、ではありません。
— 本郷玖美 (@hongokumi)2016年1月30日 10:10:39
@seikoito 検定による教科書への縛りは大きいです。商品名は『広辞苑』もNG。法令違反の描写は立ち小便レベルでも記載NG。差別用語、罵倒語はNG。そんな小説あるかいな、と思いながら今日も「教科書に載せられる、載せたい小説」を探している教科書編集者もいます。
— 本郷玖美 (@hongokumi)2016年1月30日 10:14:37
だから、載せなくていい。RT @hongokumi: なので、「良い小説だ! でも表現や内容的に検定に通らないかもしれない」となったら、申し訳ないと思いながら作者に書き換えをお願いすることはあります。どうしても載せたいからです。もちろんそれで断られたケースは多々あります。
— いとうせいこう (@seikoito)2016年1月30日 10:12:45
@seikoito そのご判断は当然だし、不愉快な思いをなさったことと思います。ですが、「天下の教科書」と威張って作っている人ばかりではないこと、「生徒に読ませたい、良い小説と思うから」載せたいということ、その思いと検定との板挟みに教科書出版社はなるのだ、ということを少しでもと。
— 本郷玖美 (@hongokumi)2016年1月30日 10:19:58
@seikoito @hongokumi いとうせいこうさん正論。 試合終了。
— クラウド・スカッツ (@noname49)2016年1月30日 14:22:03
その他コメント
・教科書の設問とその解答って、ほんとうに作者の意図通りなのだろうかという疑問が…
・その担当者はせいこうさんの大ファンで、教科書に載せるべく血を吐くような苦労をして、あと一歩まで来て上からこの条件を突きつけられ、逡巡した挙句に血の涙を流しながら本人に連絡をしたのかも! などと熱い話に持っていくスタイル
・職人と営業の関係ですね
・理科とか社会の教科書ならともかく、国語の教科書の場合、文学作品として載せるわけで、作者の快諾が得られないなら一字一句変えてはならない。それぞれの表現は有機的な全体の中で必然性をもち、単に意味が通じればいいというものではない。
・そういうのは極一部だと信じたいです。どんな世界でも横柄だったり天狗になってたり、民度が低いのになんでここに居られるのか首傾げたくなる輩ってのは居ますからね。
・どのように粘られたのか気になります
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